2015年09月04日

36.クリンゲルベルガーの14

36.クリンゲルベルガーの14(牝)
3月27日生まれ
父トーセンホマレボシ、母父スウェプトオーヴァーボード
母クリンゲルベルガーは、現役時代26戦2勝と、6歳春までかなりタフに走りました。引退した月にも一ヶ月に2レースこなしており、これだけ走っているとダメージの比較的少ないダートの短距離とはいえ2ヶ月程度では疲労が抜けていない可能性も十分ありますので、繁殖ポテンシャルは一応疑わなければいけないでしょう。よって、産駒の体質面のチェックは必要かと思います。本馬は2番仔で、初仔レンベルガー(父アンライバルド、牡)は既にデビューしており、今のところ体質的な不安は感じさせませんが、初仔は比較的問題が出ないケースも多く見られますので油断は禁物。
血統的には、母父がエンドスウィープの直仔で、その後継種牡馬として輸入され、地方競馬で多くの活躍馬を輩出しているスウェプトオーヴァーボード、母母父がリアルシャダイ、母母母父がノーザンテーストという累代。リアルシャダイはわが国にヘイルトゥリーズン系の繁栄をもたらすきっかけになった名種牡馬で1993年にはリーディングサイアーにも輝いており、名馬ライスシャワーの父としても有名です。本馬は、曾祖母ダイナフェアリーから続くわが国が誇る名牝系で、どこから活躍馬が出てもおかしくありません。

※種牡馬トーセンホマレボシは、現役時代7戦3勝、GIを獲れずに引退しましたが、その血統背景から種牡馬になったと思われます。祖母クラフティワイフから大きく枝葉を広げている牝系で、本馬の兄弟にトーセンジョーダン、ケアレスウィスパー、ダークメッセージがいるほか、近親にはレニングラード、カンパニー、キョウエイフォルテ、ビッグショウリ、ビッグテースト、トーセンスターダムなど重賞勝ち馬を多数輩出しています。そうした血統背景からのスタッドインということでしょう。ただ、ディープの血を待ったライバル種牡馬が、今後たくさん出てきそうですから、比較的繁殖に恵まれない中で早期に活躍馬を出すことが、この種牡馬が生き残るための条件で、その点ここ数年は牧場関係者もよく吟味して配合してくるのではないでしょうか。

馬体は、コンパクトで全体的にハリツヤが良いので、こういう黒鹿毛はやはり良く見えますね。まだ胴回りは幼さを見せていますが、そもそもが短めなので、ほとんど背タレに見えません。繋ぎの角度は良くて、クッションはまずまず良好です。トモは、まだメリハリこそありませんが、筋肉量はそこそこあって、弾力のある大腿筋膜張筋が良い感じで張っています。サイズは小さめで、体高もあまりありませんし、トモもそんなに高く見えませんので今後もそんなには馬体重も伸びない可能性があり、牝馬ですが少しだけ減点対象にします。ただ、管囲はありますし、足元は不安が少なそうです。気性は良さそうな印象です。歩様は、欠点が少ない感じです。厩舎は、まずまず問題ないと思います。価格は安く設定されていますのでお買い得ですね。
【楽天馬の評価】★★★★★☆☆
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