2008年02月09日

【楽天馬の相馬眼入門】 その4.胸、肩、背中、胴の目利き

楽天馬です。

第4回は、「胸、肩、背中、胴の目利き」です。
肩は前肢の稼働域と距離適正、胸は心肺能力、背中は距離適正、胴は馬体の収縮力を見る上で重要なポイントです。
ただ、胸、背中、胴は成長するにつれてかなり変わってきます。
この相馬眼入門では、特に成長途上の1歳馬の見方を中心にしていますので、特に背中と胴はある程度寛容で良いと思いますが、それでもこれだけはという私独自のポイントをはずかしながら書いてみたいと思います。
写真は、後々入れたいと思います。

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【楽天馬の相馬眼入門】 その4.胸、肩、背中、胴の目利き

◆胸
胸は、心肺能力を見る上で重要です。
専門的な本を見ると、心肺機能を(胸深÷体高)で表しているものもありますが、統計的なデータを私自身は持っていないので、よくわかりません。
もちろん成長するにつれて、胸深は深くなっていく馬が多いので、若駒(特に1歳馬)はある程度寛容に見て良いと私は思ってます。
2歳春になって(胸深÷体高)が0.45から0.47くらいが良いという本がありましたが、どのくらいの母数で整理しているかよくわかりませんので、私はシビアに測ったことはありません。
もっとも写真では限界があるのも事実ですね。
まあ、胸は深い方が良いというのは間違いないところです。

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◆肩
肩はその角度と筋肉量を見ます。


<筋肉量>
筋肉量は多いほど短距離、薄っぺらいほど長距離というのが一般的ですね。
でもそんなに単純ではないと思っています。
見方はいくつかありますが、私が参考にしているのは、筋肉量の多い少ないにかかわらず、首との間、胴との境目にメリハリがある馬の方が、運動量が豊富でスピードもあるという見方です。
また、前肢の上腕三頭筋が二の腕の上に垂れ下がるように極端に発達している馬は、特にかき込みが強いと言えるでしょう。
これは好きずきですが、私の好みとしてはマイナス要因になります。
やはりこれも適度というのがありますね。
いずれにしても、1歳のうちから馬体自体に筋肉がゴツゴツと極端につきすぎているのは、あまり良くないと言います。
体全体で走る馬ではなく、腕や脚のパワーで走るタイプになりがちだからです。
そういう馬は、スピードの絶対値が低く設定されている馬と言って良いでしょう。
また、牧場では、前肢にゴツゴツと筋肉がついている馬は故障しやすいと言う人が多いですね。
想像するに、前肢のかき込みが強くて、脚元に負担がかかるということなのかもしれません。


<角度>
肩の角度は、中距離馬なら45度くらい、マイルなら60度くらいまでが、良いと思いますね。
極端に角度が立っているのは、例え短距離血統でも、あまり感心しません。
前肢が前に出にくいということですからね。良いわけはありませんね。


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◆背中と胴
<背中>
背中は、距離適正を見るというのが一般的です。
短い場合は、短距離向き、長い場合は長距離向きというのが、一般的です。
もう少しつきつめて、背中がグリッとへこんでいるのが短距離向き、背中がゆったりとラインを描いているのが長距離向きという見方もあります。
あるいは、背中の重心が前の方にある馬(キ甲の直ぐ下あたり)が短距離、重心が後ろ(鞍の位置くらい)にある馬が中長距離向きという見方もあります。
ですが、これは2歳春以降の馬の見方ですね。
1歳馬は、どれも大体背中の真ん中からちょっと前あたりがへこんでいて距離適正が顕著には表れていません。
血統によっては、1歳から2歳にかけて、胴がぐーっと伸びてくるなんてのもありますよね。
で、私の1歳馬の背中の見方は、ビッグレッドの岡田さんの見方のパクリなんですが、「背中は短い方が良い」です。
私の言う背中は、キ甲の下がったところから、腰までの間です。
これは胴の長さとは関係ありません。
えっ、と思う方もいると思いますが、たくさん馬の背中を見ていると、この「背中が短い」という意味に気づきます。
私も最初は、岡田さんが何を言っているのかわかりませんでしたからね。
いずれにしても1歳で、間延びした背中は勘弁して欲しいということです。
まあ、こういう馬体の馬は、全体的にもあまりバネを感じません。
それから背中が長く、背タレの馬は特に注意が必要ですね。
背タレが極端な馬は、腰に疲れがたまりやすいですからね。
極端なのはマイナスと考えた方が良いということですね。

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<胴>
胴は、腹袋が大きい方が内臓が丈夫とか、いろいろ見方がありますが、正直私はその辺の相関はよくわかりません。
私は、胴については、前肢の付け根、後肢との境目をよく見ます。
前後との一体感があって、トモのバネがストライドに反映される胴まわりかどうか。
ゆるゆるで、前後の一体感が感じられない胴はマイナスですね。
いかにも前後の収縮がしっかりしてそうな胴まわりが最適です。
そういう馬は、胴回りも結構パンとしている馬が多いですね。

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<楽天馬の好み>
肩は、適正に大きく関わる点なので、善し悪しより、それに合っているかが重要だと思います。
芝馬か、ダート馬かによって、肩の筋肉など気にしなくて良い点も多々あります。

「背中は短い方が良い」は私にとっては鉄則みたいなものです。
これだけは適正に関係なく、1歳馬については特に意識したいですね。

胴は、ゆるゆるはマイナス。筋(すじ)で前後躯とがっちり連結されていて、一体感がある胴回りがベストですね。
ストライドが良く伸びて、かつ回転が良さそうな、いわゆるきつくなく、ゆるくない胴の収縮を持った馬が理想です。
まあ、見る人の感覚的なものなので、わかるまでには訓練が必要ですよね。
私ももちろん修行中です。

ということで、この後の相馬眼入門は、細部編に入っていきたいと思います。
尻尾、管、脛、二の腕、後肢の球節の角度など・・・。

posted by 楽天馬 at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 【相馬眼入門】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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